患者スピーカーバンク   明日への気づき 患者の語り  

難治性うつ病


/ 茨城県在住
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K.T 1970年代生まれ K.T

患者の苦しみが軽くなるよう、よりよい治療法が開発されることを心から願い、一方で、困難な病だったからこその学びと成長を、大切な財産と思っています。

聴く立場から話す立場へ {キャッチ} {小見出し}

思うように仕事や生活を回せなかった間、私は多くの人の配慮に支えられてきました。回復後、病気の経験を活かすことで恩返ししていきたいと考えていたタイミングで、勤め先の企画で患者スピーカーバンクのメンバーと協働する機会があり、「まさにここだ」と合流しました。

いつか講演が必要なくなるまで

講演に参加された方からよく「身近にも患者がいるが、病気の実態を想像もできなかった」というコメントをいただきます。うつ病は、症状の強い間はコミュニケーション能力が落ちてしまうため、周囲の人たちに理解してもらうことが難しい病です。経験者としての語りを通して、いつか講演が必要なくなるほどに垣根なく分かり合える日を夢見ています。

明日の患者スピーカーの皆さんへ

身に起こった「事実」は1つですが、依頼に合わせて光を当て直して講演を設計し、聴く人の反応に触れるたびに、新たな視界が開けることを実感します。伴走してくれる仲間たちを信じ、一歩前へ!